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心地よい庭をつくろう 〜by SOYプラン越智さん〜

やっと爽やかな秋と楽しみにしていたら、台風のラッシュで雨ばかりですね。とはいえ過しやすく、庭いじりには良い季節になりました。

今回もまた、庭の具体例をご紹介します。

5年前にさかのぼります。
D邸は新築で静かな住宅地にあります。南北に27m、東西に11mの土地で、敷地の北側に建物があり、南に12m×11mと恵まれた面積の庭です。うらやましい条件ですが、最初は一面雑草が生えている状態でした。

ちょうど英国風の庭がブームの時期で、施主の方の希望は、雑誌のような草花を植えてテラスでお茶を飲み、南側に畑も作りたい、ということで、全体のプランを立ててみました。
まずテラスとベンチをインド砂岩で作り、建物に合わせてベージュ系でまとめました。庭の園路は、ゆるやかなカーブと高低差をつけ、同じ色合いの耐火レンガで計画しました。
緑のトンネルを作るように園路の両側にコナラ、楓、モミジ、アカシデ、ザイフリボクなどの落葉樹を植えます。テラスから見て奥に、木製の杭でラフに囲んで家庭菜園をしつらえ、奥行きを感じさせるよう、テラスから庭と菜園は1度に見えないようにしました。

いよいよ、プランと見積の打ち合わせです。
今回のポイントはここからなのです。

プランは気に入っていただけたのですが、予算オーバーになってしまい、プラン通りには作れないことになりました。
こういうケースはよくあることだと思います。
そんな時、素材の質を落として妥協したり、何でもいいから庭全体の体裁を整えようとしないことが大切です。
まず必要なのは何かを考えて、予算の中でできるところまで作っておき、また余裕ができたら、次の段階へすすめて行けばいいのです。

まずテラスとベンチ、そしてお茶を楽しめるように木陰をつくる樹木を3本だけ植え、園路とほかの樹木は諦めることにしました。
園路は、建築の時に置かれた味気ないコンクリート平板で我慢することになりましたが、その結果、材質は落とさず工事できました。

そして5年後、予算ができたと連絡をもらい再び訪れると、先に植えた樹木は生長して木陰を作り、テラスもしっとり落ち着いていました。
残りの園路と菜園を最初のプラン通りに作りましたが、最初に全体のプランを立てたので、先に作った部分と違和感なくまとまりました。

5年の間に施主の方は「イギリスの写真ような美しい庭にするのは、忙しい私には無理でした。日本の蒸し暑い夏の手入れがどんなに大変かわかりました。もう少し手入れの楽な植栽を勉強します。急いで作らないでよかったです。」と言われましたが、このように1度に作らず、時間を
おいて作るのも1つの方法ではないでしょうか。月日が経つと考え方も変わってくることがあります。

1度に作ることができなくても、方法はいろいろあるので、諦めないことです。