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オレガノ マージョラム

私たちが「オレガノ」と呼んでいるハーブは、別の名前を「ワイルド・マージョラム」といいます。日本名は「シソハッカ」です。
シソ科のマージョラムには、さまざまな種類がありますが、ワイルド・マージョラムと並んでハーブとしてよく利用される一般的なものが、スイート・マージョラム、ポット・マージョラム(フレンチ・マージョラム)です。
 
トマトソースを作るときに欠かせないハーブとして、ドライ・オレガノを常備されている方も多いですね。
オレガノは古代ギリシャの時代からお料理用ハーブとして重宝されていました。山いっぱいに香り高く育つオレガノをみつけ、「山の喜び」という意味のオレガノという名をつけたそうです。

上等なドライ・オレガノの封を切ったときの素晴らしい香り。もう、この香りだけで世界一のトマトソースを作れるような気持ちになりますね。
「山の喜び」と呼んだ気持ちがわかるような気がします。

ハーブやオリーブオイルなどのお料理のたくさんの著書で知られる北村光世さんは、『ハーブさえあれば』(文化出版局)という本の中で、日本で栽培するオレガノは香り高く育たないと書かれています。
市販のドライのものがおすすめだと。たしかにイタリアで購入するオレガノは、びっくりするほど香り豊か。

けれどもオレガノは育てやすく、冬もマルチングしてやれば寒さをしのいでくれるし、一度は育てて利用してみたいハーブです。
トマトソース以外のお料理にも活躍するし、ティは頭痛によいそうです。バーベキューの時、火の中に枝を入れると、焼き上がりによい香りがつきます。
こんな使い方ができるのは育てている人だけの楽しみです。
北村さんの言葉を知っていれば、多少香りが劣ってもがっかりしないですみますね。

オレガノ、スイート・マージョラムのエッセンシャル・オイルは関節炎、筋肉痛、捻挫や打撲に効果があるそうです。
スイート・マージョラムの香りは催眠効果があるため、枕に入れてピローポプリとして使うとよいです。
また、肺炎、咳、風邪、喘息などにも効き、女性の月経痛をやわらげる効果もあります。
一方、オレガノは、生理不順など女性特有の悩みに効果があります。
妊娠初期には、どちらも使用しないようご注意ください。

もし、初めてハーブを育てるとしたら、みなさんはどんなものをお植えになりますか?
もちろん用途によって異なりますが、お料理用ハーブを育てるのなら、タイム、ローズマリー、セージが基本の3つ。
そして次に必ず欲しいのがマージョラムなのです。オレガノも含み、マージョラムは、お肉料理にぴったりのハーブです。
ソーセージやパテを作るときに入れたり、鶏肉・豚肉・牛肉のローストにすりこむととびきりおいしくなります。
スイート・マージョラムはバターと一緒にあえて、じゃがいもや卵料理の風味づけにしても、おいしいです。オレガノのほうが香りが強いので、量を少なめにして調節します。
ハーブって、つい入れすぎてしまうのですが、ほどほどがおいしさのポイントです。

では育て方を。
マージョラム(オレガノも)は、日当たりと水はけのよいところを好みます。
春に種をじか蒔きし、1週間ほどして芽が出て、込み合ってきたら間引きします。温度を15〜20度に保てばいつでも発芽するので、春先に早めに室内でまいて管理するのも方法です。
苗は徒長して倒れやすいので、密植と日照不足に気をつけます。

挿し木も簡単なので、香りのよい株をお持ちのお知り合いがいたら、ひと枝分けてもらいましょう。同じ香りの株ができるので、ちょっと得をした気分。

マージョラムは、養分が豊富なアルカリの土で育てると香りがよくなります。ただし、梅雨の時期に窒素分の多い肥料をあげすぎると、徒長がすすんで倒れてしまうので気をつけます。
スイート・マージョラムは特に徒長しやすいのですが、その他は比較的しっかり育ちます。

マージョラムは夏の暑さには強いですが、乾燥には要注意。
株元をマルチングして乾燥しすぎを防ぎます。
真夏の午後の日ざしには日よけをしてあげたほうがよいです。

どのハーブにもだいたい共通しますが、スイート・マージョラムの葉を保存用に刈り取るのは、開花の直前にします。花が咲くと株が弱って香りが落ちてしまうのです。スイート・マージョラムは7月ごろから開花するので、その頃に収穫します。
オレガノは1年目は花は咲きませんので、元気に伸びてきたら芽先を摘み取って収穫します。オレガノの場合は、開花直後の香りがいちばんよいとも言われます。
どちらも夏に刈り込んでも、秋にはたっぷり繁ってくるので、また収穫できます。

たくさん収穫したら、いつでも使えるように乾燥させるか冷凍して、
保存します。オリーブオイルやお酢につけて香りづけしてもよいです。
基本の3つのハーブ(タイム、ローズマリー、セージ)とともに刻んでバターやチーズに混ぜて冷凍しておいても便利。マージョラムの香りはタイムとあわせて使うと相乗効果があるそうです。

冬になると、生長がとまります。寒さには強く越冬できますが、マルチングなどの保護が必要です。スイート・マージョラムは多年草なのですが、寒さに弱いので1年草として育て、春にまた種をまきます。
または、夏の元気な時期に挿し芽し、冬の間室内で管理して来春に備えてもよいでしょう。

オレガノという名前ですっかり親しんでいたハーブは、実はワイルド・マージョラムという名前だったのですね。
オレガノといえば、トマトソース。イコール、イタリアを連想されると思いますが、マージョラムという名のハーブは、実はシェイクスピアのいくつかの物語にも登場しています。ふたりの娘に裏切られ、荒野でさまよう狂気のリア王が合言葉にしたのが、スイート・マージョラム。冬物語で、パーディタが中年の男性たちに贈った花々に含まれていたマヨラナとはマージョラムのことです。植物の名前ひとつで、登場人物のセンスや心までも表現できるなんて、ハーブは奥が深くて面白いですね。